バカを使いこなす聞き方・話し方
樋口 裕一

定価: ¥ 1,365
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発売日: 2006-06
発売元: 幻冬舎
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構成の問題か、バカの認識と対処が難しいこの本にはいろいろなバカが登場し、
1章でバカとはを説明し、
2章から3章まででバカのパターンを分析している。
4章でバカの対処方法を説明し、
5章でそれぞれバカの種類別対処方法を説明を行っている。
本全体をよむと漠然とどうしたら良いかわかるような気もする。
しかし、毎回最初から最後まで全部読む訳には行かないので、
構成をそれぞれ個別に事例を出し、対処方法を説明した方が、
全部を見なくて済むので、そういった構成にされると、
良いのではと感じた。
私もバカ?コミュニケーション技術について適当にピックアップした中の一冊。
著者の樋口氏は昨年ベストセラーとなった「たった1分でできると思わせる話し方」で著名である。
さて本書の内容は一言でいうと「部下の操縦術」である。
思うようにならない部下を33の「バカ」に分類してタイプ別の指導方法を解説していく。たとえば
■体育会系バカは元気だけが取り柄で複雑なことがよく理解できない。
したがって理屈で説明するよりズバリ命令するほうが効果的である。
■冗談の通じないバカは余裕がなくほかの視点を持つことができない。
したがって大きな仕事、創造的な仕事は任せず、
経理などの仕事を与えておけばよい。
という具合。
一読するとトンデモ本の類かと思ってしまうような無茶苦茶な内容である。
更に面白いのは各章末に理解度テストがついているところ。
本書の内容をちゃんと理解できたかどうか確認させるようになっている。
つまり樋口氏は、これを読んでいる「上司」も「バカ」だという前提に立っているのだ。
このあたり冗談の手が大変に込んでいる。
ついでに「他人をバカよばわりするバカ」というタイプを加えて
そこに樋口氏を分類すれば、世の中の人間が残らずバカになって、
めでたし、めでたし、と思う。
冗談はともかく。
本書に書かれている方法はメンタリティ面の分析の精緻さに欠ける。
ために実際の部下の指導方法としてはアバウトすぎてほとんど参考にはならない。
ただ本書の真の主題は、「バカな部下の指導方法」ではなくて、
「バカな部下」と「バカな上司」がどうやってうまくコミュニケーションを
とっていくか、ということにある。
「あなたもバカ、彼もバカ、私もバカ。
はたしてバカ同士でコミュニケーションが成立しうるのか」
これは「彼我の認識は一致するか」という近代哲学最大の問題と全く同じ。
トンデモ本と切り捨てるにはちょっと惜しい。かもしれない。
実は自分もバカだった...部下を持つ立場になり、「こう考えればスムーズに進むのに、何でこうしないのかな」と部下に対して思うようになった頃に、この本を見つけて読んでみました。
本文を読んでいくと、様々な行動パターンによる対応方法などが書かれており、「あいつはこのパターンか」と納得できました。ただ、さらに読み進めていくとどうも自分の行動パターンに当てはまるところが登場し、自分の上司からは「あのバカ、使いようが無いな」と思われているのか、と判明してしまいました...
タイトルは少々大げさかもしれませんが、部下の行動に困っている方は一読しても損は無いと思います。